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2017年7月24日月曜日

天才バンド『アインとシュタイン』に感じたシンプルであることの素晴らしさ


奇妙礼太郎(Vo, Gt)
Sundayカミデ(Key)
テシマコージ(Dr)
の三人が結成したバンド"天才バンド"のアルバム『アインとシュタイン』を購入しました。

2013年に結成されたばかりのバンドですが、もう本当にかっこいい。

歌詞はシンプルでなおかつ印象に残るものが多くてスッと心に入ってくる感じがします。


例えば、「君が誰かの彼女になりくさっても」という曲の歌詞。

"ずっとずっと君が好き
誰かの彼女になりくさっても
ずっとずっと君が好き
今頃誰かと暮らしてても"

すごくシンプルなんですが、「なりくさっても」という部分がインパクトがあって、すごく印象に残るんですよね。


もうひとつ挙げるとするならば、「ロッケンロールベイベー」という曲の歌詞も素晴らしい。

"ジョン・レノン、キモい
Pファンク、ダサい
スキッドロウ、重い
ハロウィン、速い
ドリームシアター、車酔いする
レニー・クラヴィッツ、近よりがたい
ボンジョヴィ、嫌い
でもジョン・ボンジョヴィは好き"

「昔付き合っていたロックが嫌いな女の子を久しぶりに見かけたら、素敵なママになっていた。でも俺はあの頃と変わらずロックを歌い続けているぜ」という内容の曲。

女の子のことはロックが嫌いだったということと、ママになってたという情報しか出てきません。

容姿のことも性格のことも、どう出会ってどう別れたのかも。

引用した部分はその女の子のミュージシャンに対する評価、そしてきっとセリフだと思うのですが、これだけでグッと人物像がリアルになります。


多くを語りすぎないことで、リスナーの想像する幅が広くなったり、自分の思い出と重ねて感じられる音楽。

天才バンドの音楽は歌ごとの主人公の状況というのはほとんど語られることはなくて、その人の感情、想いだけをストレートに伝えているんですよね。

だから逃げようがないほどにまっすぐで、ガツンと心にくる。

そういう音楽を作りたいなあ、と聴きながら思っております。



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