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2017年4月19日水曜日

こんなの無理だ


Photo by RyanHickoxPhotography

「こんなの無理だ」

それがSmoke on the Waterのソロを初めて聴いたときの感想だった。

確か小学6年生、はじめて自分のギター(黄色のストラトキャスター)を手に入れた頃。

ギターのおまけとしてついてきた教則本にTAB譜が載っていた。

それまで家にあった古いクラシック・ギターや友達のお母さんに借りたアコースティック・ギターでフォークばかり演奏していた僕にとって、単音で、しかもあんなに速く弾くリッチー・ブラックモアのプレイは全く異質のもの。

自分とは関係がないというか、同じギターというカテゴリーに属している感じがしなかった。


今はメロディを弾くことが多い僕だけれど、その頃は伴奏だけできれば良いかなあ、なんて思っていた気がする。

Fを押さえるのにも難儀している頃だったから、単音で流暢に弾いている自分、というのが想像できなかったからだと思う。


それでも僕はメロディを演奏するプレイヤーになった。

きっかけはすごくシンプルで、Smoke on the Waterのリフを弾けるようになったこと。

リフが弾けるから歌に入ってからのパートも弾けるんじゃないか、そのあとのサビも…とやっているうちにソロのパートまでたどり着いたのだ。

ソロの最初の部分は音数が少なくて、案外すぐに(と言ってもボロボロだったと思うけれど)弾けた。

それから後半になるにつれて難所がいくつも出てくるわけだけど、その当時は確かソロの最後の部分までたどり着くことができなかった記憶がある。

このソロを一応通して弾けるようになったのは、中学生の頃だったんじゃないかな。


"その当時の練習は弾けるようにならなかったから無駄だったのか"というと、もちろん答えはノー。

やればできるんじゃないか、という気持ちと、少しの自信が湧いただけでもすごく有意義な経験だったといえる。

スタート地点は「こんなの無理」でも良いのではないかと思う。

ただ足を一歩踏み出してみること。

これがすごく重要であると思う。


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