精緻に線を引く

以前のブログでも書いた作曲作業をずっと続けています。

一応、プリプロ作りにも着手することができ、 かたちが見えるようになってきました。

今まで他のミュージシャンの曲をソロギターなどにアレンジして演奏することはありましたが、一から自分のオリジナルのものを作るのは初めてです。

アレンジというのは、用意されている材料を自分の感性とコンセプトで組み合わせていく作業。

もちろん新しい材料を足すこともありますが、組み合わせ方の面白さ、美しさを主に考えていきます。


それに比べると作曲は、材料から自分で作っていく作業。

材料ひとつにしても、他の材と組み合わさったときにちゃんと機能するか、品質は劣らないかをチェックする必要があり、なんといいますか、アレンジが芸術品を作っているとしたら作曲は建築に近いといえるのではないでしょうか。

しっかりと人が住めるクオリティがあり、なおかつ感性をくすぐる内装、外装が必要となってきます。

繊細なバランスで出来ているように見える建造物も、実は建築家の精緻な設計図とコンセプトがあり、しっかりと耐久性が確保されているように。

しばらくは仮組みした材料を組み直しつつ、気にいる設計を探りたいと思います。


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