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2016年12月16日金曜日

悲しみのかたち〜色々な「悲しくてやりきれない」


先日、『この世界の片隅に』を観てきました。

主題歌はコトリンゴの歌う「悲しくてやりきれない」。

原曲は1968年発売のフォーク・クルセダーズですね。

作曲は加藤和彦、作詞はサトウハチローです。


妙に世界がしーんとしてしまって、景色は色褪せて見える。

目を閉じると感じるのは、心の中から追い出すことの出来ない悲しさ、どうしようもない苦しみ。

とても悲しい歌。

だけど、そういうときに寄り添ってくれる歌だなあと僕は思っています。


すごく素直なフォーク・クルセダーズ、シャッフルで軽快なコトリンゴ、アレンジによって雰囲気が変わりますね。

感じ方はそれぞれ違うのだけど、どれも違う悲しさを持っていて、いろいろな悲しみのかたちがある。

僕が好きなこの曲のカバーをご紹介します。



まずは矢野顕子のカバー。

アルバム『愛がなくちゃね。』に収録されています。

原曲に比べると起伏が少なく、淡々とした印象を受けるかもしれません。

考えてみれば、"燃えるように悲しい"ということはあまりなくて、世界に取り残されたようなひっそりとした寂しさ、そういうものを"悲しさ"と呼ぶのかもしれません。

このアレンジはまさにそういう静謐さで、夜中に散歩しながら聴くとすごく良いです。



次は映画『パッチギ!』のサントラに使用されたオダギリジョーのバージョン。

アレンジは原曲に近い雰囲気ですが、オダギリジョーの歌声が素晴らしい。

哀愁といいますか、男の悲しさという感じで良いんですよね。

まだ映画は観れていないので、機会があれば観たいと思います。



最後に紹介するのは、奇妙礼太郎のカバー。

オムニバスアルバム『TWILIGHT TIME』に収録されています。

奇妙礼太郎の声の説得力、すっと歌詞が入ってくる感じはすごいですね。


さまざまなバージョンをご紹介しましたが、気になるものはありましたでしょうか。

ぜひ聴いてみて、気に入ったものがあれば嬉しいです。




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