徳島県立文学書道館にておこなわれていた"寂聴対談展"。
展示期間は4/23〜6/5。
帰省中だったので、最終日になんとか見に行くことができました。
展示はタイトル通り、瀬戸内寂聴さんと様々なジャンルで活躍する著名人との対談を紹介する内容。
対談の一部を抜粋して掲載したボードと、対談相手のプロフィール、写真や作品などが紹介されていました。
古くは1960年代から、新しいものだと2010年代まで紹介されています。
対談から見えるのは対談相手のこと以上に、瀬戸内寂聴さんという人のこと。
少しずつパズルのピースを集めて、寂聴さんを知っていく、そんな印象。
僕が印象に残った文章を少し紹介します。
"瀬戸内「でも私、りっぱな人はちっとも書きたくない。どうにもだらしのない、ばかな、たとえば一人の男を守れなくて、五人も六人もとずるずる出来てしまうような人がいとしくってならないんです。」"(遠藤周作との対談にて)
"瀬戸内「魅力があるのはだめ男ですよ。私、若い時からそういう男が好きなの。何もかも手に入れた男なんて気持ちが悪い。」"(高樹のぶ子との対談にて)
シンプルに男と女について語っていたものを選びました。
完璧なものだから、かならず心が動かされるのかというと、そうではないですよね。
粗のなかに親密さや美しさがある、と芸術、特に音楽についてはそう思います。
上の引用は、会場にて配布されていた「寂聴対談展」より引用させてもらいました。
展示の内容を一冊の本にまとめてくれています。
ぺらぺらとランダムにページをめくって読むのが楽しい。
[Event Info]
2016/6/19(Sun) 16:00~
"Someday My Prince Will Come (いつか王子様が)"
http://dewahiroki.blogspot.jp/2016/05/2016619atacousphere-cafe.html
2016/7/31(Sun) 16:00~
"L-O-V-E"
http://dewahiroki.blogspot.jp/2016/05/2016731l-o-v-e.html
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